少年の日読んだ「家なき子」の物語の結びは、こういう言葉で終わっている。

―――前へ。

僕はこの言葉が好きだ。

 

物語は終っても、僕らの人生は終らない。

僕らの人生の不幸は終りがない。

希望を失わず、つねに前へ進んでいく、物語のなかの少年ルミよ。

僕はあの健気なルミが好きだ。

 

辛いこと、厭なこと、哀しいことに,出会うたび、

僕は弱い自分を励ます。

―――前へ。






阪神4



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